Drive Fitness Test を使ってみた。
Drive Fitness Test (通称DFT)はHGSTが提供するフリーのHDD用のツールだ。
HGSTのダウンロードのページ行って、Drive Fitness Test をクリックし、
私の場合は CD Image をもらってきて
NeroでDVDに焼き、そこからブートして使用した。実は、FDDもあるにはあるが押入れの中にしまい込んであって、FDDを実装しているPCは1台も無い。
BUFFALO の Disk Formatter Ver.2.06 を使っての物理フォーマットがいかにもあっけなく終わったので、大丈夫かいなという気があって、本家の提供するツールでもやってみたくなったのだ。もっとも、途方も無く時間がかかるようなアナウンスをしていたのは Disk Formatter のメッセージなんだけどね。
説明が必要なほど難しい手順ではない。まず、ドライブを選んでおいてから Utilities > Erase Disk とたどる。
本当にいいのかと2度念を押される。
最終的に警告文が表示されて Start をクリックすると物理フォーマットが始まる。実行すると記録されているデータは完全に消えるので、くれぐれも対象とするドライブを間違えないように。
せっかくDVDから起動しているのだから、操作に無関係なドライブがある場合はPCから外しておく方が安全だろう。
BUFFALOのツールより良い点は、進行状況を示すバーの表示が当てになる点だ。
うかつな事に時間を計測するのを忘れてしまったが、処理にかかった時間は Disk Formatter と大差ないと思う。
我が家ではほとんどのHDDがHGST製なので本家のツールであるDFTの方が信頼感も高いわけだが、結局、BUFFALOのツールとどう違うのかは素人には判断できない。
ちなみに、エラーの出ているHDDに対してチェックを行ってみると、Quick Test では、
Advanced Test では、
のような表示が出る。
表示の意味を Help で確認すると
つまり「ショックを与えたのでHDDがダメージを負い、S.M.A.R.T.がエラーを示している。」ということだ。
Quick Test ではエラーが出ず、Advanced Test でエラーが見つかるという程度ならエラーの状況を確認しつつあまり重要でないデータを扱うのに使うということも考えられるが、このように Quick Test の段階でエラーが出ているようでは、もう廃棄するしかない。
事実、このHDDは起動するたびに不良セクタの数が増えていくという末期的な症状を呈している。
考えてみれば、HDDの価格は1Gあたり7円を切る安さなわけだから、コンディションのよくないHDDに固執して大切なデータを危険にさらすのは馬鹿げた話ではある。
Drive Fitness Test
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