FileCapsule Deluxe Portable は公開鍵・共通鍵方式に対応した高機能な暗号化ソフトだ。
Webやネットワークなど、途中で傍受可能な経路用いて重要なデータをやり取りするときに役に立つ。
AさんがBさんからデータを受け取る場合で考えてみる。
まずAさんが、自分のPCでFileCapsule Deluxe Portableを実行(インストールは不要)して公開鍵と秘密鍵を生成し、公開鍵をBさんに送る。
１．起動してここをクリックする。
２．[選択]をクリックして鍵の出力先を決めてから、[生成]をクリックして鍵を作成する。
３．しばらくして完了。
４．private.fcxrとpublic.fcxuが作成される。
５．何らかの方法でpublic.fcxuをBさんに渡し、private.fcxrは大事に保存しておく。public.fcxuは公開鍵だから、文字通り公開しておいてもいい。
続いてBさんが、自分のPCでFileCapsule Deluxe Portableを実行し、Aさんに渡すファイルにAさんからもらった公開鍵で鍵をかけ、これをAさんに送る。
１．鍵をかけるファイルを選ぶ。
２．[公開鍵を用いて暗号化]を選ぶ。
３．[選択]をクリックしてAさんからもらった公開鍵を選択してから[処理開始]をクリックする。
４．処理中
５．もとのファイルがabcdefg.zipだったとすると、abcdefg.fcxeが作成されるので、これをAさんに送る。暗号化されているので、送る途中で第３者に傍受されても構わない。これを開けるのは秘密鍵を持ってるAさんだけだ。
最後にAさんがFileCapsule Deluxe Portableを実行して、Bさんから受け取ったファイルを大事に持っていた秘密鍵で開く。
１．Bさんから受け取ったファイルを選ぶ。
２．[復号化]を選んで[次へ]
３．[選択]をクリックして秘密鍵を選び、[処理開始]クリックすると復号化される。
Bさんが暗号化する際に用いた公開鍵とペアになっている秘密鍵はAさんしか持っていないので、Bさんが送ったファイルはAさんにしか復号化できない。インターネットの性質上、転送経路のどこかで傍受される可能性はあるわけだが、秘密鍵を持っていなければファイルは開けない。
こんなすごいこと考える人がいるんだよね。
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