Sahara's WebLog

日記のような、備忘録のような、うらみつらみのような、自慢のような…。

DASH村が悲しいことになっていた

原発事故の影響で福島が大変なことになっているのは周知の事実だし、いろんな報道関係者が現地からの中継でその惨状を伝えるし、放射能のレベルは文部科学省のWebで公開されている。

本当に申し訳ないことだけど、あまりぴんと来ないんだよね、離れた土地のしかも放射能で汚染された状況ってのは。

でも、先日放送の「ザ!鉄腕!DASH!!」で、自分の認識の甘さが少し判った気がした。

「ザ!鉄腕!DASH!!」という番組の「DASH村」のコーナーは、たぶん、1度も欠かさず見続けている番組のコーナーとして、現在も放送中のものとしては唯一の存在だ。
10年以上見続けてきた風景がそこにはあるのだ。
出演者が村を1から作っていった経過を、もちろん番組を通じててはあるが、ずっと見続けてきた。

だから、今回の放送で映し出されたDASH村の様子のすべてが悲しかった。
自分のふるさとが汚されたような気がして、怒りも覚えた。
放射能ってのは目に見えないからテレビにも映らないからぴんと来ないわけだが、このシーンは、なんかぞっとした。

水場ってのは生活の象徴だから、この荒れ方が原発のせいだと思うと、よけい悲しく思える。

そして、山口のこの言葉が、地元の、いや、地元から避難させられている人たちの本当の気持ちを代弁していると思った。

テロップではこうなっているが、実際は「米つくりてえー!」と叫んでいる。

そう、ただ、元の普通の生活を取り戻したいんだ。
もしかしたら、もう永遠に取り戻せないかもしれない。
そういうことを、東京電力はしでかしたんだ。
そういうことを、当時の政権与党や経済産業省や原発推進派の学者が後押ししたんだ。

そして、相変わらず、この人は力強い。

なんだか知らないが、泣けた。
そして、この台詞が頭に浮かんだ。

いまは、ラピュタがなぜ滅びたのかあたしよく分かる。
ゴンドアの谷の歌にあるもの、
『土に根をおろし、風と共に生きよう。
種と共に冬を越え、鳥と共に春をうたおう。』
どんなに恐ろしい武器を持っても、
たくさんのかわいそうなロボットを操っても、
土から離れては生きられないのよ。

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Posted under: 社会


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