LG BH10NS38 の記事でも書いたが、LTHってのを知らなかったのであらためて書く。
BDドライブを買ってメディアを注文したときに、ろくに見もしないで売れ筋ランキングの上の方で安めなのを選んで注文したわけだが、この時点ではLTHなんて知りもしなかった。
で、品物が届いてパッケージを見ると、
裏を見ると、
あわてて、うちのBDドライブを確認するとどれもLTHに対応していたので一安心。
最近のドライブなら問題なく対応しているようだ。
例によって、他所から引用しておくと、
知恵蔵2011の解説
記録型Blu-ray Discの一種。正式名称は「BD-R LTH」。
記録に有機色素を採用しており、純粋な材料コストでは、金属膜の相変化を使って記録する通常のBD-Rより、安価になりやすいのが特徴。ただし現在は、生産量が通常のBD-Rに比べ少ないため、ディスクの販売価格では、量産効果によるコスト低減が聞いている、通常のBD-Rの方が安価となっており、LTHの優位点は発揮されていない。
レーザーで色素を変色させて記録する、という性質上、一度だけ記録ができる「BD-R」のみが製造可能。再記録可能な「BD-RE」は、相変化型ディスクのみとなっている。
LTHという名前の理由は、レーザーによる記録時の反射率変化が、相変化型ディスクの「高反射率から低反射率へ変化(High To Low)」とは逆に、「低反射率から高反射率(Low To High)」であること。とはいえ、ごく初期に製造された一部の機器を除き、ほどんどのBlu-ray対応機器では、両者の違いを気にすることなく利用できる。
( 西田宗千佳 フリージャーナリスト )
引用させてもらって悪いんだが、
x「量産効果によるコスト低減が聞いている、通常のBD-Rの方が安価となっており、」
o「量産効果によるコスト低減が効いている通常のBD-Rの方が安価となっており、」
「聞いている」は変換ミスなんだろうが、読点は不要なのでは?
他にもいくつかの記事をあたったが、ま、LTHに関してはこんなもんだ。
巷では、耐久性がどうこうということでLTHはやめとけという記事が多いが、耐久性の低さが証明できるほど年月が経ったものを実際に比較して書かれた記事にはお目にかかれていない。
DVD-R、DVD-RWのときでもそうしてきたが、「さほど重要でないものは-Rに焼き、重要なものは-RW(-RE)に焼いて、定期的に焼き直す。」この方法がベストだと思っている。
結局、どんなものも劣化するわけで、焼直せばとりあえずその時点では元の状態に戻るのがデジタルの利点のはずだ。そのための-RWや-REだと思う。もちろん、メディアの記録面の素材の劣化の速度は年々増すんだろうけど。
ということで、-R系のメディアは、とりあえず焼いた時点で焼きミスが無ければいいということになって、その限りにおいては安い方がいい。