Sahara's WebLog

日記のような、備忘録のような、うらみつらみのような、自慢のような…。

iモード未契約な携帯電話で小説を読む

iモードの契約をしていてパケット定額とかの環境の人は、いいiアプリがいろいろあるようなので、そちらをお使いいただく方が幸せかと思うが、私はその実情は知らない。
携帯電話以前にインターネットに出会って、圧倒的なデータ量に対する通信費用の安さにすっかり慣れてしまった私は、ここでは、いっさいパケ代を支払わずに携帯電話機の携帯性の恩恵だけにあずかろうというコンセプトで話が進む。

必要なもの
インターネット接続環境の整ったPC(インターネットはフリーソフトの入手の場合に必要)
携帯電話(P-06C)
PCと携帯との接続環境(あるいはSDカードをPCで読み書き可能なこと)

用意するソフトウェア(全てフリー)
doPDF(印刷をPDFファイルとして出力してくれるソフト こちらに以前書いた記事がある)
OpenOfffice.org Writer(いわゆるワープロソフトなら何でも OpenOffice.orgならフリー)

ねた
青空文庫などからもらってきた小説とかのテキストファイル

以下、携帯のSDカードにPDFファイルを転送する直前までは全てPC上での操作だ。
読みたい小説のテキストを用意して、これをOpenOffice.org Writerに読み込んで書式を整える。


用紙サイズの幅が36.00cmと高さが53.00cmというのは、P-06Cの液晶に実際にPDFを全画面表示させたときのサイズだ。縦横の比率を保った値にしとけば見やすいだろうということで決めた設定だ。
それぞれの携帯の液晶に表示してみて、縦横比を調べてそれに合わせておけばいいかと思う。
文字のポイント数は好みで決める。
小さなポイント数で一画面に多くの文字を表示し、携帯で表示するときにズームして見やすい大きさで表示してもよい。ただ、表示部分を上下左右に方向キーで移動させて読むのは意外と煩雑なので、ページを進めるボタン操作だけで読み進んでいけるように設定した方が実際に読むときには楽だと思う。

これをdoPDFを介して印刷し、PDFファイルを作成する。

できたPDFファイルの名前をPDFDC###.PDFに変更して、下の図に示したように携帯のSDカードのあらかじめ決められたフォルダにコピーする。
フォルダ構造を守らないと認識されずに携帯上でPDFファイルへたどり着けないので、
PRIVATE > DOCOMO > DOCUMENT > PUD###
の構造、フォルダ名とファイル名はしっかりチェックする。
これらのフォルダがSDカードに存在しなければ自分で作成する。
PDFDC###やPUD###の###の部分は任意の3桁の数字で、000~999の範囲で任意に変更が可能だ。

フォルダ構造や名前のチェックとファイルの転送が済んだら携帯を起動して、
データBOX>マイドキュメント>microSD>PUD###
とたどってファイルを指定すれば携帯に内蔵のPDFリーダーで読むことができる。

追記
実はOpenOffice.org WriterにPDFへのエクスポート機能がついていた。私はdoPDF愛用者なのでつい印刷>doPDFの方が便利だが。そうでない場合はこの方が便利。

文字サイズや行間は以下の設定がとりあえずお勧め。

P-06CではPDFリーダーが起動したら
MENU>表示>全画面表示
MENU>表示>全体表示
で一番大きく表示することができ、その場合の表示サイズは自動で設定してくれる。
上でのフォルダ名はSDカード上での内部の決まりごとで、携帯からは好きな名前に変更することができる。
この設定は
PRIVATE > DOCOMO > TABLE > DOCUMENT
の中の
PUD###.TBL
に保存されているようだが、テキスト形式では無いようなので、今回は直接編集することは避けた。

赤線部分が後で携帯上で名前を変更した部分。

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