Sahara's WebLog

日記のような、備忘録のような、うらみつらみのような、自慢のような…。

PL-IRM2161-XD1

赤外線リモコン受信モジュールのお話。
某掲示板で、PL-IRM0101では動くのにPL-IRM2161-XD1に挿し替えると動かんと書かれているのを見かけた。
PL-IRM2161-XD1といえばどっかで目にした覚えがあるぞ。
買ったっきり放置してあるセンサーの中に、PL-IRM0101より安いからと嬉々として購入したPL-IRM2161-XD1が…。
I-06491
動かないのは困るなあ。
さんざん放置してきたくせに、そう書かれると急に気になるもんで、早速試してみた。

結論から書くと、私の環境で近距離では、いったい何が違うのか分からないほど、PL-IRM0101でもPL-IRM2161-XD1でも同様に動いた。

下の動画、まず、PL-IRM0101が載せてあって、2つの可視光のLEDが点滅している。
下のは動作確認用(赤外線は見えないから)の、上のはデータがエラー無く届くと点滅するように設定してあるLEDだ。
そのまま、電源も切らずにPL-IRM2161-XD1に挿し替えても、どちらのLEDもちゃんと点滅し続けるので、問題無く送受信できていることになる。
ちなみに、挿し替えの手がかぶって暗くなったときには赤外線LEDが点滅しているのも確認できる。

他の人の書き込みをROMっていて、ノイズ対策が必要だという書き込みが多かったので、内心面倒だなあと思っていたのだが、感度、指向性なんかがどうなのかはまだ確かめていないのでよく分からないが、この距離ならノイズ対策も全く無く劣悪な(?)ブレッドボード上でも一応問題なく信号の送受信が出来ている。

ハマっている人には気の毒だが、そういうもんだよなあ。
ま、他人事ながら、どうせ50円しか違わないんだから、うまくいく方のPL-IRM0101を買って、次へ進めばいいのにとは思う。
思うが、そういう安易な発想だときっとどこにも到達できないんだろうという気はする。

追記(2014/04/13)
距離を離してみたが、とりあえず1mくらいなら問題なく作動する。
ただ、PL-IRM2161-XD1の方が角度に厳しいというか、赤外光が受光部のレンズの軸線上に無いと見失う。

追記(2014/04/14)
自分の勉強がてら件のトラブルの原因を私なりに勝手に推測した結果を書く。
詳細は「赤外線リモコン受信モジュール」に書いたが、たぶんAGCの効果でアンプの出力が絞られてしまっている可能性が高い。
さらに、引用されているサイトにあるプログラムをみると、受信処理で0と1の判定をする部分の設定が変な気がする。
私ごときが言うのもおこがましいが…。
SONY以外の主要なメーカーでは下の絵のようなイメージで0か1かを判断する方式を採用しているらしい。
基準とする時間をTとすると、Highの後にLowになったらLowの継続時間を計り、継続時間がTなら0、3Tなら1と判断する。
infraremote1
だとすると、下の斜線部分のあたり、1.5Tの前後を時間方向の閾値として判断するのがいいように思うのだが、かのサイトのプログラムではそうなっていないように思えるのだ。
infraremote2
付け焼刃の私には、それが単なるミスなのか他に意図があるのか全く判断できない。

いずれにしても、AGCの影響を受けないように注意し、1.5T前後で判断するようにプログラムを直してから試したところ、ノイズ対策を一切しなくても、約7.2m離れて問題なく通信できている。
赤外線LEDは300Ωの抵抗をつけてPIC直結で駆動しているため、電流は10mA程度しか流れていない。
パルス駆動なのでもっとたくさん流してもいいはずだから、トランジスタで駆動させるなどすれば、確実にもっと距離を稼ぐことができるはずだ。

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Posted under: PIC その他


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