Sahara's WebLog

日記のような、備忘録のような、うらみつらみのような、自慢のような…。

赤外線リモコン受信モジュール

赤外線リモコン受信モジュールの話題を某巨大掲示板で見つけてから興味を持っていくつか調べてみた結果の独断と偏見による覚書き。

※決してディスクリートなどではなく高機能なICを含むパーツである。
ifrreceiver01
普通の赤外線フォトトランジスタにフィルターがついた程度の物のつもりでいたけど、とっても賢い処理を内部で行っていて、その結果を出力しているらしい。

※黒いから安物とは限らない。
ifrreceiver02
一見シールドが無いような黒い素子も、中にちゃんとしたシールドを隠し持っている場合があるらしい。

※AGCには要注意かもしれない。
ifrreceiver03
掲示板にもこれについてアドバイスしている人がいたが、下のAGCに関する説明
ifrreceiver04
によれば、データ通信の目的に流用するような場合には、十分な間を取って信号を送る必要があることになる。
あまり連続でデータを送り続けると、Disturbance Signalsだと判断して自動的に信号をカットしてしまう機能が組み込まれているというわけだ。
確かに、リモコンのボタンを人間が指で押す限りにおいて、1秒間に30回もの高速連打でコマンドを送りつけられるはずは無い。
このことについては、そもそもデータシートに記載のないものの方が多く、少なくとも手持ちのパーツのデータシートには一言も書かれていなかった。

上の2つは特に使う側の裁量の範囲ではないのだが、3つめは気をつけた方が良さそうなので、ちょっと試してみた。
まず、50ms程度の信号の後に100ms程度の間隔を空けるの繰り返しでデータを連続で送った場合には、
ifrreceiver05
問題なく受信し続ける(上の絵では全部で約2.5秒間)が、全く間を入れずに続けざまに送った場合には、
ifrreceiver06
1秒後にぱったりと反応しなくなった。
幾度かやってみた結果、この反応しなくなるまでの時間にはばらつきがあるものの必ず無反応になるので、連続送信を避けた方がいいのは確かなようだ。
あるデータ・シートの説明に手を加えたものが下の絵だが、
ifrreceiver07
これを守らないと、受信距離が大幅に低下したり、出力が出ない事があると書かれている。

そんなに重要なことなのに、上にも書いたが、私の手持ちのパーツのデータシートにはまったく書かれていない。

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Posted under: PIC その他


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