PIC10F の SOT-23タイプは6ピンで通称「米粒PIC」と呼ばれているらしい。
確かに、小さい。
とはいえ、プログラムしなければ話にならないので、秋月の変換基板(SOT23変換基板 金フラッシュ)を使うことにした。
この基板にやはり秋月の細ピンヘッダをハンダ付けしておく。
ちなみに、細ピンヘッダでない普通のピンヘッダだとそのままではささらないので、穴を広げる必要がある。
で、これにPIC10F222をハンダ付けして使うのが普通なんだろうけど、それじゃあPDIPと変わりなくなってしまって、「米粒PIC」の意味が無い。
つまり、書き込みはこの変換基板を使うにしても、実装時にはそのまま使いたいわけだ。
で、みなさんだいたい同じことを考えるようで、御多分にもれず私もこうしてみた。
100均で買ったみの虫クリップのクリップ部分ではさんでみたり、
逆作用ピンセットではさんでみたり。
どちらでも認識はするのだが、
Target has invalid calibration data (0x00).
というエラーが出る場合が多い。
Location 01FFh (PIC10F222) contains the internal clock oscillator calibration value. This value should never be overwritten.
とある通り、オシレーターのキャリブレーションに用いる値だ。
Note: Erasing the device will also erase the preprogrammed internal calibration value for the internal oscillator. The calibration value must be read prior to erasing the part so it can be reprogrammed correctly later.
とも書いてある。
MPLAB X と XC8 の組み合わせでは、何も気にしなくても全部やってくれるようで、プログラムを書き込んでも値が変わってしまったりすることは無かった。
このチップではC22となっていた。
いずれにしても、買ってきてまだ一度も書き込みしてないのに invalid なわけないので、まず接触不良なんだろうと思う。
今のところ、逆作用ピンセットやクリップを一度外してつけ直すしか方法が無い。
付け直してみて、このエラーが出ないことを願うのだ。(※1)
なお、保存は、はがせるタックシールに貼り付けて袋の内側へ貼り付けるのがいい。
※1追記
最近は「『扇風機の首振り機能復活プロジェクト』 完了」の下の方にあるような方法で書き込んでいる。