Sahara's WebLog

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ESP8266モジュール(ESP-WROOM-02)を試す その9 Arduino IDE - SDWebServer & SimpleAuthentification -

Arduino IDEにあるESP8266のExamplesを試す。
Arduino IEDを真面目に使い始めたのは2015/12/13から、ESP8266は2015/12/11から。
つまり、初心者の右往左往の記録だ。
しかも、この初心者、あきらめだけはめっぽう素早い。

File > Examples > ESP8266WebServer > SDWebServer は、見たところSDカード上のファイルでサーバーを開くらしい。
Have a FAT Formatted SD Card connected to the SPI port of the ESP8266
とコメントが書いてあるが、そんなそっけない説明だけで私がESP8266にSDカードをつなげるわけが無い。
そうは言っても、前回まで早々にあきらめていくつものExamplesを放置してきたので、ちょっと意地になってきた。
ので、めずらしく真面目にESP8266のデータシートを見てみると以下のようになっていて、
esp8266_arduino_sdwebserver_01
確かにSDカード用のピンは存在し、GPIO6~GPOI11に該当する。
だが、どう見てもモジュール上に引き出されていないような。
いや、まてよ、SPIだって言ってんだから、CS、DI、SCLK、DOの4本でいいのか。
気を取り直してESP-12Eとかのピン・アサインを検索して参考にすると、CS = MTDO、DI = MTCK、SCLK = MTMS、DO = MTDIと書いてあるものがある。
top_layout_esp-12e1
さらにこれを該当するGPIOに直すと、CS = MTDO = GPIO15、DI = MTCK = GPIO13、SCLK = MTMS = GPIO14、DO = MTDI = GPIO12となる。
確認すると、これなら私のモジュールでも全部配線が引き出されていて外部と接続できるようだ。
esp8266_arduino_sdwebserver_02
ポイントはGPIO15を10kΩ程度でプルダウンしておいてSDカードと接続することだ。
その他の3本は直接SDカードに接続した。
ファイル名に8文字.3文字の制約があるようだ。
index.htmに適当な画像ファイルへのリンクを張ったものを書く。
そのindex.htmと画像ファイルをSDカードのルートに保存したものを用意した。
スケッチ上では、例によって、ssid、passwordそしてhostの部分を書き変えてESP8266に書き込んだ。
実行するとSerial Monitorにはこのように表示される。
esp8266_arduino_sdwebserver_03
なんと、一発で動き、しかもSDカードも認識出来ているらしい。
ブラウザからサーバーへ接続すると以下の通り。
esp8266_arduino_sdwebserver_04
esp8266_arduino_sdwebserver_05
昔のパソコン通信並みの速度だが、確かにSDカード上の画像が表示された。
いやあ、ESP8266は遊べる。
esp8266_arduino_sdwebserver_06
ESP8266_FT232RL_SD
File > Examples > ESP8266WebServer > SimpleAuthentification はすでに「ESP8266モジュールを試す その4 Arduino IDE」で試している。

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