「3Dプリンター TEVO Tarantula 17 – Overhang –」
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層を重ねることで物を形作っていく3Dプリンターでは、支えとなる層が下に無ければその上に層を重ねることが出来ない。
ただ、ちょっとはみ出させて、ゆっくり冷ますかファンで送風して冷やすかで固めれば、せり出し部分を作ることは出来る。
これがOverhangだ。
水平からの角度でせり出しの傾きを表すので、角度が小さいほど造形が難しくなることを意味する。
後で見たら同じようなものがすでにあったが、一応Blenderで自作したこんなものをプリントしてみた。
60~10°まで6段階のOverhangを出力できるかテストする。
一応、だましだましな感じで最後まで出力はされた。
裏を見るとこんな感じだ。
どこでダメとするのか難しいが、10°はハッキリとダメだとわかる。
上にも書いた通り、冷却次第なので、ファンを強化するとか、出力の速度を落とすとかすればもっと行けるかもしれない。
なお、どうしてもOverhangが必要な時は、下のようにSupportを付けるという手もある。
Supportの部分は、出力完了後に手でバキバキ取り外すことが出来る。
Supportの有無の比較をしてみる。
設定の詰めが甘いからなのかもしれないが、Supportがあったからといって完璧って訳ではなさそうだ。
Support無しよりはましだが。
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