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棒と穴のサイズの精度

3Dプリンター TEVO Tarantula 27 – 棒と穴のサイズの精度 –」

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出力結果の精度確認、普通は組み立てた後にまず最初に行うものだ。
うちでは、それが後回し、しかも暇つぶしに適当に行う作業に位置付けられてしまう。
そこそこの精度で使えるものが印刷できればそっちの出力が優先だし、印刷したものを実際に使ってなんぼだと思っているからだ。
「俺っちのこの機種はこんな精度だぜエッヘン。」とかいうのが楽しいらしい人も見かけるが、何が楽しいのか私にはよく理解できない。

ともかく、こんなものを印刷してサイズを測ってみた。

1mm~8mmまでの径の「棒」と「穴」だ。
2mmの「棒」はノギスを当てる際に折れた。
1mmの「穴」はつぶれて測定不能だったので、2~8mmまでの測定を行った。
4か所測って平均し、比率(設定値÷実測値)と差をグラフにしてみる。
まずは「棒」。
青が比率、オレンジが差だ。
直径は、左から順に2mm~8mmまでの1mm刻み。

全て太めになる。
比率は径が太いほど1に近づく。
径の太いサンプルを除けば、差はほぼ一定。
スライサーでそういうのが設定できるのかわからないが、0.2mm見当で細めに設定すればもっと精度が上げられることは確かだ。
続いて「穴」。

どう見ても3mmの測定値が変だが、それを除けば、ほとんど0.6mm見当で細く出来上がることがわかる。

根本的なところが良く分からないが、素人考えでは一定の値で「棒」は太くなり「穴」は狭くなるように予測していた。
その通りの結果だが、「棒」と「穴」とでその一定値が異なり、「棒」は約0.2mm、「穴」は約0.6mmとなった。
どうやって精度を上げるのか、そもそもBlenderで作るときに加味するのがいいのか、スライサーの設定でどうにかなるのか、その辺りはまだよくわからない。
「穴」に関しては、適当に作って後でドリルであけ直すのが一番精度を出しやすい気がする。
ただし、手持ちのドリルの径の関係から、サイズが大きい場合には対応できない。
「棒」に関しては、後で加工するのはまず無理なので、少なくとも出力の時にはサイズを見込んだ細工を施しておく必要がある。

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Posted under: ソフトウェア関連, 設定


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