「ALLPCBに頼んだプリント基板を使ってみる。」で、3台めを実装したのでその手順を書いてみる。
上の記事に追記して済ます程度の内容だが、長くなるので別記事にする。
ESP-WROOM-02のような面実装モジュールやICは、万が一の失敗の際や、後で他へ転用したくなった場合を考えて、外せるようにハンダ付けしている。
方法としては、基板にシールを貼ってパーツを基板から浮かしてハンダ付けする。
下がシールを基板に貼ったところ。
シールを3枚重ねにして全体の厚みを測ってみたら、1.6mmの基板が1.9mmになっていたので0.3mm浮かすことになる。
シールをいろいろな厚さに貼ってみて試したわけではないが、この間隔だとハンダが表面張力で隙間を埋めるような感じになる。
外すときはハンダ吸い取り器で吸えば埋めてるハンダが無くなって上下を離すことができる。
ハンダ付けした後で試しに1つハンダを吸ってみたのが上の写真だ。
赤枠内に横に白い線が見えるのが基板に貼ったシールだ。
つまり、この部分はハンダが吸われて無くなって向こう側が見えているということ。
これなら、ハンダを融かして吸い取るだけでモジュールを基板から外せる。
位置決めしたらマスキングテープで基板に貼り、基板も固定してからハンダ付けする。
ハンダは多めに使い、表面張力でスッと上に吸い付く感じになるのを確認する。
その状態ならハンダが上下をちゃんと橋渡して導通する。
下の写真は、ESPの側の面を撮ったもの。
下は、LCD側の写真だ。
こちら側は特に何か気を使ってハンダ付けしたというものはない。
測定した、気温、湿度、気圧、電源電圧のデータはOrange Pi上のサーバに送られて保存され、ブラウザからグラフ表示できるようにしてある。
追記(2019/01/14)
自分でも忘れてたが、この外注基板には「ALLPCBに頼んだプリント基板を使ってみる。」に書いたように、ミスで1ヶ所パターン・カットする必要がある。
上のようなハンダ付け方法では、パターン・カットでなくハンダ付けそのものをやらないという手が使える。
ここに書いたように基板から浮かせた場合は何がいいかというと、フットプリントとモジュールの足が中途半端に接触しなくて済むことと、ちゃんと離れていることが目視で確認できることだ。
ソフトウェア一式を売り出してみた。
https://neo-sahara.booth.pm/items/1924398