4台のPCを切り替えるCPU切替器(KVM = Keyboard, Video and Mouse Switch)を買った。
Amazonにも売っている。
送料込み$20.11、型番は KVM-41UA だ。
上の写真が本体で、これにUSBとVGAを接続するためのケーブルが4本ついてくる。
中の基板はこんな感じだ。
IC用のランドにパーツの実装されてないところが数か所ある。
今、Windows10のPCが3台、Windows7のPCが1台でCoregaのKVMA-4というCPU切替器を使っている。
これは、音声関係も切り替えられるが、マウスとキーボードはPS2というレガシーな仕様だ。
最初は2003年10月に買ったものなので、CPU切替器使用歴16年ほどになる。
「corega Changer KVMA-4」
いくらで買ったか覚えていないが、定価税抜き12500円だったようだ。
記憶では1台目はケーブルが断線して、アウトレットの物を2台目として買ったので、16年同じ個体を使っているわけではない。
これを書きながら記録を調べてみたら、2台目は2011年7月にヤフオクで新品未開封を3200円で買ったものだった。
それでも7年以上使っている。
今のが故障したとかではなく、安かったのでOrange PiとかのSBCを切り替えて使うのにどうだろうかと思って買った。
ちなみに同じ機能のCoregaの物を買うとやはり1万円程度はする。
届いたので試しにPCをつないでみたら、4台とも問題なくつながって、そのまま不自由なく使えるので仮のつもりが実戦投入されてしまった形になっている。
キーボードもマウスもPS2の物は入手困難になってきているので、USBが切り替えられるこのCPU切替器をそのまま使ってしまうのもいいかもしれない。
以下のような点が今まで使っていたCoregaの物より劣っている。
1.スピーカーとマイクは切り替えられない。
スピーカーとマイクは今までも使っていなかったので問題ない。
2.切り替えたときのレスポンスが若干遅い。
切替時間は多分1秒も差が無いと思う。
3.ボタンが1つなので順番にしか切り替わらない。
不自由だったが慣れてきたら気にならなくなった。
4.キーボードから切り替えられない。
いまだに時々間違えてキーをたたく。
5.マルチモニターで切り替え時、メイン表示が2つめのモニターへ移動する※。
Coregaの物では切り替え後もモニターに疑似信号を出しているようだ。
問題は耐久性で、これが同じように7年も使えるかどうかはわからない。
次に書くときは壊れた時だと思うが、価格が5分の1なわけだから、計算上は1年半もてばいい。
追記
エレコムのワイヤレスマウスが問題なく使える。
「ワイヤレスマウスを買った。」
追記
キーボードから操作できないので手の届くところに置く必要がある。
3Dプリンターでフックを作ってホットボンドで本体に貼り、PCケースにしている金属棚に引っ掛けて固定した。
追記※
4台中2台がマルチ・モニター環境で、そのうち1台は切り替わらないのに1台は切り替わる。
自動で切り替わる機能の解除とかが出来るのかも知れない。
いずれにしても、Coregaの製品には疑似信号を出す機能があったがこの安物にはその機能が無いようだ。
追記(2019/03/22)
朝見たら、上にも書いた手製のフックが両方外れていた。
ホットボンドの1つはフック側に、もう1つは本体側に残っていた。
ネジ止めにしようと思ったが、貼り付け面が広ければ大丈夫かもしれないと思い、ネジ穴は作り込んだが本体に穴は開けず、再度ホットボンドだけでくっつけた。
これでダメなら次はネジ止めにする。
追記(2019/04/06)
良さそうなので、勢いでもう一台買った。
カスケード接続できないか試してみたら、VGAに関しては問題なく切り替わる。
ただ、USBは全くつながらない、おしい。
なお、ネジ留めせずにホットボンドだけで取り付けてある3Dプリンター製のフックだが、今のところはがれることもなくちゃんとくっついている。