「Oculus Rift HMD 用ヘッド・クーラー プロトタイプ2」の続き。
消費電流の大きいファンを注文して届くのを待っているわけだが、現状で音や振動に対処できていない。
Li-Poバッテリーの3.7Vそのままで5Vのファンを回してる分には音の問題はなかった。
ただ、ちょっと風量不足の感じがしたのでDC-DCモジュールで5Vに昇圧してみたら、今度は音(振動?)が気になってダメだった。
PC関係のファンの話で言えば、大きなファンをゆっくり回すというのが鉄則のような気がする。
最近のPC事情は分からないが、ATX電源のファンなどを見る限り、この鉄則がまるっきり外れているわけでもないだろう。
なので、今回は8cm角のファンを使ってみることにした。
とりあえず、ファンそのものに昇圧モジュールやバッテリーをホット・ボンドで貼り付けただけの代物で試す。
手前の青いのが3.7VのLi-Poバッテリー、奥がDC-DCコンバータのモジュールだ。
ファンは12V用だが3.7Vを7V程度に昇圧して使ってみている。
中央部分の四角いパーツにHMDのベルトを通す。
ファンに直付けでもいいかと思ったが、後々振動対策用に間にスポンジでも挟む可能性を考えて、X型のパーツも3Dプリンターで作って、全てホット・ボンドで貼り付けてある。
見た目は不安定そうだが、HMDを装着すればベルトに通したパーツがベルトで頭に押さえつけられてそこそこ安定する。
逆に言えばそこから頭へ振動が伝わるということでもある。
今回ものは、音はかなり抑えられ、風量は倍増した。
「音」とか「振動」とか書き方があいまいだが、ファンの風切り音は慣れるが、ファンの振動が頭やHMDに伝わって感じられるものはずっと不快だ。
やはり大きなファンでゆっくりがいいようだ。
バッテリー込みで65g程度。