国交省は三菱自の報告や説明などに不適切な点があったとし、同社に対して口頭で厳重注意した。メーカーに対して国交省が口頭での厳重注意をするのは極めて異例だ。というのも、三菱は今回と同様の理由によるリコールを10年11月、12年1月、3月と過去3度にわたって行っており、今回が4度目となるからだ。
国交省は具体的な日時を明らかにしていないものの、近く同社に対し道路運送車両法に基づく立入検査を実施する意向だ。国交省によると、三菱自側からエンジンが停止する前に油圧の警告ランプがつくという説明を当初は受けていたものの、後からエンジンが停止するまでランプが点灯しないケースがあったと報告してきたり、三菱自の社内調査でエンジンオイルが70分で漏れるという結果が出ていたにもかかわらず、「徐々に漏れる」という曖昧な説明をされたりしたという。
三菱自は2000年にリコール隠しが発覚後、04年に再びトラック・バス部門のリコール隠しが判明。信用失墜に加えて、04年4月には資本提携先のダイムラークライスラーから追加支援を打ち切られ、窮地に陥った。
東洋経済オンライン
三菱自リコール176万台に、国交省が厳重注意
三菱自動車の軽自動車のエンジンオイル漏れによるリコールを巡り、国土交通省は19日、同社に対し、段階的に対象台数を拡大するなどしてきた対応が不適切だったとして口頭で厳重注意を行った。
同社はこの日、約121万台を追加したため、対象台数は計約176万台に上り、同一の不具合によるリコールとしては国内最多となった。同省はほかにも不適切な事例がないかどうか調べるため、近く三菱自動車を立ち入り検査する。
同省などによると、同社は2005年2月、軽自動車からエンジンオイルが漏れる不具合を把握。その後も相談が相次いだが、当初は「安全上に問題はなく、リコールなどの対応は不要」と判断していた。
同社は、リコールなどの対策を取るよう、同省から指導を受けた後の10年11月になって、「オイル漏れを防ぐゴムがエンジンから外れる」として、03年11月から05年8月までの期間に製造された9車種約25万台についてリコールを届け出た。しかし、「対象期間が不適切だ」と指摘する内部通報があり、同省が事実関係の調査を指示。その結果、今年1月と3月に追加リコールを行い、19日にも1996年1月~04年10月に製造された8車種約121万台のリコールを届け出た。
(2012年12月20日01時25分 読売新聞)
「またか」と思うが、こんな会社の車を買う消費者が存在するから、いつまでも世の中をナメたような愚行がまかり通るのだ。
2000年から2004年にかけてのリコール隠しの件で一度総スカンを食らったはずなのに、親会社の支援を受けてのうのうと会社を存続させてきた何の信念も無い連中から、それでも車を買って、嬉々として乗っている奴が滑稽だ。
前回の事件の際には三菱自動車のせいでおきた事故で人命が失われている(三菱 リコール隠し などで検索すると出てくる)。
にもかかわらずの「また」であるから、企業としての体質は何も変わっていないと断言できる。
平気で国民をだます政党や、平気で消費者をだます企業は消えてなくなるべきであり、消えてなくならないのは国民や消費者が「バカばっか」だからだ。
日本人の「ニワトリアタマ度合い」を考えると同じ日本人として恥ずかしくなる。