最近はしばらく赤外線リモコン用の素子で遊んでいるが、ちょっと趣向を変えて、フォトトランジスタ L-51ROPT1D1で遊んでみた。
リモコン用の受光部は、光の波長に対してはもちろん赤外光に感度が高くなるわけだが、光の点滅の周期によっても感度が設定されていて、大体38kHzにピークをもつものが多い。
L-51ROPT1D1は、特にリモコン用とうたっているわけでなくより汎用の赤外光受光素子なので、そういう制約が無く実際の赤外光の変化を捕らえられるのではないかと思う。
実際に、扇風機のリモコンで電源OFFの信号を送ってみたところが下の絵だ。
この絵の中央にある1まとまりがOFFにする信号のようで、リモコンのボタンを押し続けるとこれの繰り返しがロジック・アナライザーに記録される。
そのうちの1つを拡大すると、さらに細かなパルスの繰り返しだということがわかる。
そのパルスの1周期の時間を調べてみると、大体26.5μsとなって、これは約37.7kHzなので、この扇風機のリモコンもやはり多くのリモコンと同様の周波数38kHzのパルスで信号を送信していることが分かる。
他のコマンドもいくつかみてみると、どうやら赤で囲った部分は共通のようだ。
メーカーや機種を特定するためのコードなのかもしれない。