2個で200円だった頃に買ったホール・センサを試してみる。
秋月で今も取り扱いがあるが、1個150円になった。
使い方は別に難しくはない、以下のようなピンの設定なのでそのまま素直につなぐだけ。
写真にはいろいろ写っているが、ダイソー・ルータの先にネオジム磁石を貼り付けて、モーターを回転させ、センサーに接近させたときの出力を読んでみただけ。
回転周期は120Hzくらい、1.02~3.44Vの範囲の値をとる。
磁石の取り付け位置が若干ずれているためにぶれて、実際より回転が遅めになっている。
いずれにしても、この程度の回転数なら問題なく拾うことが出来るようだ。
ネオジム磁石をセンサーにぴったりくっつけるとこんな値になる。
つまり、手持ちのネオジム磁石では飽和している。
データ・シートによれば、0Gのとき2.5V、感度が5mV/G、飽和時の電圧が4.7Vとのことなので、440G(=44mT)が最大値ということになる。
ちなみに、1T(Tesla:テスラ)は10000G(Gauss:ガウス)。
また、地磁気の強さは24000~66000nT(0.24~0.66G)で、東京付近は約45000nTである(Wikipediaから引用)。
こんなところ(磁束密度・吸引力計算ツール)を見つけて試算してみたら、ネオジム磁石の磁束密度はだいたい200mT(=2000G)くらいらしい。
だから、完全にオーバーしていると考えていいだろう。
フェライト磁石の場合、手で持って近づけたり遠ざけたりしてみるとこんな感じになる。
2.27Vなので、飽和はしてないということだ。
ただ、上のサイトで試算すると928Gとなって、そうなら飽和しているはず。
このあたり、この試算に関する詳細は良く分からない。