Arduino Nanoに新旧のブートローダが存在する話は以前書いた。
「Arduino ver 1.6.21でArduino Nanoにスケッチを書き込めない。」
スケッチの書き込み速度が速くなる以外に特にどんな利点があるのか把握していないが、新旧で書き込み時のボード選択が異なるのは煩雑なのでどちらかにそろえてしまうのは意味のあることだと思ったりした。
ただ、よく考えたてみたら中華Nanoクローンは旧版のブートローダのものばかりであり、私が買うのは中華Nanoクローンばかりだった。
つまり、旧版で統一されていて煩雑でもなんでもなかったのだ。
最近になって素のATmega328Pにヒューズビットを書き込む話で、ブートローダの話が浮上したので、上の話を久しぶりに思い出した。
何だかOptibootとかいうブートローダがあるらしい。
書き換えて、Atmega Chip Detectorで比べてみた。
Fuseの値も若干違うが、1番の違いはサイズが4分の1だということだ。
ATmega328Pは32kバイトもメモリがあるので大した影響ではないが、容量の小さなチップではこの差が大きいのだろう。
そんなこんなで、巷ではOptibootの名をよく目にすると、そういうことのようだ。
検索してトップに出てくるのはここだ。
https://github.com/Optiboot/optiboot
詳しくはこちら。
https://github.com/Optiboot/optiboot/wiki
最新版(現時点で8.0だった。)は
https://github.com/Optiboot/optiboot/releases
にある拡張子.jsonのファイルのアドレスをArduino IDEのAdditional Board Manager URLs:に張り付ければインストールできると
https://github.com/Optiboot/optiboot
に書いてある。