断っておくがエンコードに関してはまったくの素人だ。
P8Bで動画をエンコードしてみるかと思ってTMPGEnc Video Mastering Works 5を起動し、いつものようにMP4(AVC)でCUDAで設定しようとしたら、CUDAが無い。
当たり前だ、ビデオカードは載ってないから。
そのかわり Intel Media SDK Hardware ってのがある。
Softwareなら前からあったが、当然CUDAの方が速いだろうってんで気にもせずにいた。
Hardwareなら話は別だ。
試してみよう。
途中経過だが、
67%終了した時点で、経過時間が14分28秒は速くねえか?
1920×1080の50分ほどの番組が計算上は21分台でエンコードできることになる。
また、CPUの使用率も20%前後、メモリの使用量も安定している。
これはいい。
このあたりで、はじめてIntel Media SDK Hardwareを検索してみる。
「Intel QSV 2.0をフルに活用するためにはIntel Media SDK 2012が必要となる。」
というような記述で、どうやらIntel QSVというのがミソらしい。
Intelで検索すると、
What is Intel® Quick Sync Video?
Intel Quick Sync Video, built right into the 3rd generation Intel® Core™ processor, uses dedicated media processing to make video creation and conversion faster and easier. With it you can create DVDs or Blu-ray* discs, create and edit 3D videos, convert 2D video files into 3D, and convert video for your portable media player and for upload to your favorite social networking sites—all in a flash.
でさらに、
Developing for Intel® Quick Sync Video
Developers interested in optimizing their applications for Intel Quick Sync Video can learn more from the Intel® Media Software Developer Kit (SDK).
ああ、なるほどね、これで2つがつながったし、Core i7 3770K + TMPEGEnc Video Mastering Works 5ではじめてIntel Media SDK Hardwareが選択肢に登場したのもうなずける。
ただ、どの条件でHardwareが使えるようになるのかがいまひとつ良く分からない。
Core i5 2500K + GeForce GTX 560 Ti ではCUDAとIntel Media SDK Softwareは表示されるがIntel Media SDK Hardwareは表示されない。
ビデオカードを外してCPU内蔵のグラフィックを生かすとIntel Media SDK Hardwareが使えるのかな?(*1)
CUDAとIntel Media SDK Hardwareとの違いはどうかな?
画質とエンコードの時間の比較がしてみたいが、どういう環境で比較したらいいのか考えると面倒だ。
(*1)DOS/V POWER REPORTのSandy Bridgeについての記事によればIntel QSVは「H67/H61でもビデオカードを利用している場合は利用できない。」とのこと。PCの使用目的によって構成を考え直さないといけないな。
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