Sahara's WebLog

日記のような、備忘録のような、うらみつらみのような、自慢のような…。

PS2 SCPH-70000のピックアップレンズ交換

SCPH-70000がメディアを読まなくなった。症状から類推してたぶんピックアップの突然死が原因だろうと思う。
調べてみたら、メーカーに修理に出すと9450円だそうな。これが、一番安心な復活方法だが、いかんせん高い。あるいは中古で探す手もあるが突然死のリスクは残る。
意外にパーツを売ってたりするのに気づいたので、自分でやってみようということになった。ちなみに、パーツ自体は、私の場合は送料込みで2100円でピックアップ部分のみを入手した。まわりの枠も一緒のパーツも売られているが、交換時にポイントとなるのは配線の付け替えなので、どちらを入手してもリスクの大小に差は無い。
で、交換作業についてだが、方々で紹介されているので今更感はあるが、構わず書く。

まずは裏のねじを隠しているキャップを外す。二重丸は足を兼ねているので材質が他よりやわらかい。他は普通のプラスチック。どちらも小さめのマイナスドライバーで簡単に取れる。
20091105201922.jpg
キャップを取るとこんな感じ。
20091105201923.jpg
中にねじが見えるので6つとも外す。
ピックアップの部分を交換するには下の写真の赤丸2ヶ所を外して、部品を貫いているレールの金属棒(矢印)を外す必要がある。さらに、緑の丸で示したネジで止めてある部品を新しいピックアップの方へ付け替える必要もある。水色の丸の部分はただレールに引っ掛けてあるだけなので他を外せばそのまま外れる。
200911091710282.jpg
続いて、ピックアップの配線を外す。赤丸の部分だが、このコネクタにはストッパーがついているので、これを外せば配線自体は勝手に取れる。
20091105204448.jpg
下の写真の赤丸の中の茶色の部分がストッパーで、配線のフィルムをはさんで止めるような構造になっている。下の写真は外した後のピックアップのパーツを撮ったものだが、ストッパーである茶色の部分を上げて開いた状態になっている。
20091109173248.jpg
配線フィルムを差し込んでストッパー部分を閉じると配線がはさまれて抜けなくなるという仕組みだ。
下の写真は、閉じた状態と開いた状態をアップで撮って並べたもの。
20091109201506.jpg
組み付け終わって、新旧のピックアップを並べてみたところ。
2009110917102822.jpg
はじめてやる人の場合は、たぶん配線のリボンケーブルの扱いに要注意だろう。
茶色の部品で挟み込んで止めるようになっているコネクタは、茶色の部分をいかに注意深く開くかに尽きる。へたをすると茶色の部品が割れてしまったり、最悪、基板上のコネクタが取れてしまったりすることも考えられる。
以上、あくまでも自己責任でどうぞ。

ちなみに、ピックアップ交換後のPS2は、何事も無かったかのように見事に復活した。ピックアップの部分を除けば他にそう短期間で劣化するようなパーツも無いから、まだ当分は使えそうだ。

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Posted under: PS2


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