BlenderのFluidシミュレーションでのTimeの意味があいまいだった、というか全くこの値のことを気にしていなかったので、確認のために書いておく。
ここに書いてあるTimeのことだ。
Simulation time of the last blender frame. とある。
「はあ?」って感じだが、どおやらAnimationの最終フレームが物理現象としてのFluidシミュレーションの終了時間に対応するようになっているという意味らしい。そう書いてて、余計わかりにくくなった気もするが。
Animationのフレーム数の設定はここにある。
つまりこの設定でのBlenderのAnimationは1~500間での500フレーム作成される。
で、上のFluidの設定で0.3となっているので、0.3秒が500フレームになるということで、再生すると非常なスロー再生ということになるわけだ。
面倒だが、これにFPSが絡んでくる。
1秒間に何フレーム再生するかということだ。
500フレームでFPSが25なので、この設定では、出来上がりの動画は20秒間のアニメーションとなり、そこに0.3秒間の流体の動きが映されるわけだ。
結局、一番やりやすいのは、
1.Fluid > Domain > Time で End: を決める。仮に10秒。
2. Format で FPS(Frames per second)を決める。仮に25fps。
3. Anim で The end frame of the animation を10×25=250にする。
というような手順か。
250 Flames, 25 Flames per second, 0.3 Seconds
500 Flames, 25 Flames per second, 0.3 Seconds
500 Flames, 25 Flames per second, 20 Seconds
実時間に一番忠実な設定をしてある3つ目の動画は、メッシュの粗さは別にしても、本物の水の挙動っぽく出来上がっている。
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