Sahara's WebLog

日記のような、備忘録のような、うらみつらみのような、自慢のような…。

小学生のための放射線副読本 放射線について考えてみよう

小学生のための放射線副読本「放射線について考えてみよう」にざっと目を通してみた。
ま、はっきりとわかるようなウソは書いてないようだ。
ただ、案の定、放射線の危険性については、こんな感じの実に煮え切らない逃げの表現に終始している。

東電が未だにばら撒き続けていて、国民は無理やり浴びせられているのに、自然界にも存在するんだよ的なごまかしで切り抜けようとする姑息さが、いかにも役人の意向で作られた教材臭さをかもしだしていて反吐が出る。

「自然界にも存在するんだよ」にかける情熱がすばらしすぎて笑えてくること請け合いだ。

「自然界にも存在するんだよ」をじっくりすり込んだあとで持ち出してくる「これくらいなら大丈夫」って話は、あくまでも危機的な状況であることの裏返しでしかないんだけどね。放射能は浴びないのが一番なんだからさ。
自然界にも存在する分は仕方なく浴びてるんだよあくまでも。
東電に浴びせられてる分は無理やり浴びせられてるんだよあくまでも。
そのへんの論理のすり替えをぜひやめてほしいものだ。「これくらいなら大丈夫」はあくまでも最後の最後に仕方なく持ってくる話だ。

結局、教える人間次第さね。

日本の教育現場は優秀な人材の宝庫だから心配はしてないけど。

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Posted under: 教育


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