100均 USBポート付き充電用電池BOX を改造して1.2V単3ニッケル水素充電池2本から5Vを作り出そうという試み。
いろんな方がすでに同じことをされているのでいまさらな記事だ。
壊されたのはこんなやつ。
充電用ではなくて、USBから電源を取るLED電灯
と組み合わせて、ちょっとした明り取りに重宝している。
一方で7セグメントのLEDをつけた時計、タイマーをPICで作成中なのだが、これには5Vの電源が必要だ。
実際に電源をどう確保するか考えてみると、コンパクトで手軽な電源というのがなかなか無い。
一番多用しているニッケル水素充電池を使えるなら一番好ましいが、5Vを得るためには4本の電池が必要でこれがけっこう場所を取る。
で、ふと見たら、上の写真の通り、単3の充電池2本から5Vを作っているはずのものを実際に目の前で使っていた。
これは役に立ちそうだな。
少なくとも電池用のスペースを半分にできる。
ここまでが、話のいきさつ。
これが、改造後の現状だ。
単3充電池2本、約2.4Vで5Vを必要とする回路を駆動できている。
下の写真が、改造されて使われているものと取り外されたものを一堂に集めたもの。
元へ戻そうと思えば戻せるわけだ。
戻さないけど。
これが、改造された基板の表側の写真。
ハンダ吸い取り器でハンダを吸い取ってUSBコネクタを外し、USBコネクタの外枠でつながっていたと思われる回路をジャンパ(灰色の太い線)でつないである。
そして裏側の写真。
赤丸が充電池からの入力で青丸が出力だ。
改造といってもたったこれだけ。
ちなみに同じものをHT7750Aあたりで作るとして、秋月で部品を調達するとしたら、
HT7750A 40円
マイクロインダクタ47μH 10円
電解コンデンサー100μF 10円
ショットキーダイオード 30円
抵抗4本 4円
電池ボックス 50円
基板 60円
ということだが、さらに副産物として基板取付用USBコネクタ(A、メス)は買えば50円するので、もう完全に元が取れてしまうというか、2倍以上の価値がある。
100均恐るべし。
しかも、自分でやったらこんなにコンパクトに回路を組めないしね。
テスターで出力を測定したときに、5.04~5.11Vくらいで値がふらついていて、そのまま回路に用いるとLEDの表示がちらついて使い物にならなかったが、出力に0.1μFのパスコンを入れたら問題なく駆動できている。
恐るべしパスコン。
アナログの神へのお布施を怠るでないぞっ。
これからは、100均様、パスコン様と呼ばせていただくことにする。
追記
1本でも動いた。
追記
抵抗4本は必要なかった。
USBコネクタの空き部分に無駄があるので実際にはもっとコンパクトにできそうだ。
結局完成品(「カウント・ダウン・タイマー」)では、スペースの関係からHT77750Aを使うことにした。
以後、いろんな基板でこの昇圧回路のお世話になることに。
gf on 2016年12月20日 at 5:19 AM said:
申し訳ないが老婆心としていわなければ
Amazonで「Sahara」さんが最近検索した内容が出てる
金洋は個人的にはグッドチョイスだと思うけど、アマゾンリスト表示に出るものは選択できるので消しといたほうが良いとおもう
sahara on 2016年12月20日 at 6:36 AM said:
gfさん、こんにちは。
これ「PIC」というキーワードに関連した商品を自動的に表示するスクリプトです。
残念ながら、私のセレクションではないです。
キーワードを「PICマイコン」に変更しておきました。