Sahara's WebLog

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PIC10F222 + LM60 + TL431 温度計

PIC10F222 + LM60 + TL431 の組み合わせで、温度計というか、ある温度になったらLEDの点滅で知らせてくれるモジュールを作ってみた。
LM60は温度センサー、TL431は可変シャント・レギュレーターだが、ReferenceをCathodeにつないで Vref = 2.495V をそのままPIC10F222の電源に使っている。
PIC10F222の電源はADCのReferenceになるので、これで、安定した温度測定値が得られる、というつもり。
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LM60が表面実装パーツのためにブレッドボード上でテストするには何か接続するための工夫が必要だ。
その工夫が面倒だったので、テストなしのぶっつけ本番で作ってしまった。
つまり、作成したプリント基板に実装してから初めてテストして、プログラムもそれから書くという手順。
接続用の端子も配置してあるので、プログラムを書き込むときはこんな感じ。
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電源にCR2032を使うので、そもそも基板上には十分な空きスペースがあり、PCBの作成でミスさえなければ、今回のようにブレッドボードでのテストは飛ばすというのもなかなかいい方法だと思う。
pic10f222_lm60_tk431_01
上の表はLM60のデータシートの値を参考に求めた、PIC10F222のADC基準を2.459Vとした場合の各温度での、LM60の出力電圧、ADC換算値を示す。
これをもとに、100℃を感知するように値を設定して、電気ポットの蒸気噴出口に置いてテストしたところ、沸騰してしばらくしたらLEDが点滅するのが確認できた。
もうひとつ、36℃あたりに設定しておいて、指でセンサーをつまんでしばらくするとLEDが点滅を始め、指を離すと点滅が止まるのも確認した。
他の温度では未確認だが、まあまあ、ねらったとおりの出来と思われる。

プログラムとPCBソフトの作業画面のキャプチャ(回路図は無い)

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Posted under: PIC10F222


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