「3Dプリンター TEVO Tarantula 01 – マザーボードの不具合でExtruderが動かない。 -」
「3Dプリンター TEVO Tarantula 00 – 注文から組み立て完了まで。 –」の続き。
組み上がって動かしてみたらExtruderが機能しない。
いろいろ試した結果、どうもマザーボードに問題があるということになり、新しいのを送ってくれるようだ。
実は、このマザーボード、Extruderは2つまで取り付けられるようになっている。
送ってくれるとは言っても、どうせいつのことやらって感じなので、この2つ目のコネクタの方につないで使ってみることにした。
考えた方法は2つ。
1.Dual Extruderに対応したファームウェアを入れ、1台目でなく2台目の方のExtruderを使う設定でプリントアウトする。
2.ファームウェア上でのピンの接続設定を変更して、2つ目のExtruder用のコネクタを1つ目用として使う。
1.
ファームウェアは、ここ
https://tevo3dprinterstore.com/pages/tevo-tarantula-firmware
からたどって入手できたが、古いし、プレヒートしてくれないしで、早々に使うのをやめた。
プログラムの内容が少しは追えるようになってから、気が向いたら見てみることにして今回は放置した。
2.
TEVO Tarantula用のMarlin 1.1 RC7がここにある。
https://github.com/r0ndL/Tevo-Tarantula-Marlin-1.1-RC7-BugFix-
無くなることはないと思うが、一応うちにも置いておこう。
Tevo-Tarantula-Marlin-1.1-RC7-BugFix–master
そのままArduino IDEで開いて、ボードにArduino/Genuino Mega or Mega 2560を指定して書き込めば、問題なく動作する。
もともと入っていたファームウェアとの違いだが、もともとの方をろくに使わないうちにこちらへ書き換えてしまったので良く分からない。
使ったArduino IDEは1.8.0だ。
これを直して、ボード上のExtruder1用の端子をExtruder0で使うことにする。
しばらくヘッダ・ファイルとかを眺めていたら、pins_RAMPS.hの中にそれっぽいコードがあったので、以下のように変更した。
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//#define E0_STEP_PIN 26 //#define E0_DIR_PIN 28 //#define E0_ENABLE_PIN 24 #define E0_STEP_PIN 36 #define E0_DIR_PIN 34 #define E0_ENABLE_PIN 30 #define E1_STEP_PIN 36 #define E1_DIR_PIN 34 #define E1_ENABLE_PIN 30 |
つまり、E0用とE1用を入れ替えただけ。
Extruder用のステッピングモーターのケーブルはマザーボードのE1の端子につなぐ。
これで実行してみたら、モーターが逆に回ってせっかく通したフィラメントが逆に出てきてしまった。
Configuration.hのExtruderの種類を決めているらしき部分を以下のように変えた。
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// For direct drive extruder v9 set to true, for geared extruder set to false. //#define INVERT_E0_DIR true #define INVERT_E0_DIR false #define INVERT_E1_DIR false #define INVERT_E2_DIR false #define INVERT_E3_DIR false |
以上で一応Extruderも動くようになり、やっと初めてのプリントアウトとなった。
フィラメントをふんだんに使いましたよって感じで、量が多すぎな感じだ。
どっか調整しなきゃいけないんだろうけど、やり方が分からない。
まず、プリントアウトまでは漕ぎ着けたので良しとしよう。
さらに、フィラメントが結構漏れているのも発見した。
ノズルの取り付けが悪かったり、Extruderからのパイプの取り付けが悪かったりでこうなるらしい。
ノズルの方は何もいじらずにそのまま取り付けただけだけどな。
一度温めて漏れたフィラメント融かして取り除かないといけないらしいので、やったらまた書く。
「3Dプリンター TEVO Tarantula 02 – Filamentの漏れ対策。 –」へ続く。
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