ずーっと0.4mmでしか印刷してこなかったが、「ノズルを0.2mmの物に交換してみた。」で一度交換してみると、さほど面倒でもないとわかった。
ので、最近は出力する物に合わせて結構頻繁に交換するようになった。
もっとも、手順的にはそこそこ雑で、本当はもっと丁寧にやった方がいいんだろうけどな、と思いながらやってはいる。
使う道具
左から、ソケットレンチとドライバー、レンチ、C型クランプ、精密ドライバー、上に交換するノズルも写っている。
工具はすべてダイソーで調達した。
5つの工具セットの中から使うものだけかいつまんであるが、総額でも540円ってこと。
1.プレヒートしてフィラメントをノズルから抜いておく。
フィラメントの交換のときと同じ手順(「フィラメントの交換(TPUからPLAへ)」)だが、全部引き抜かずにPTFEチューブの途中辺りの位置にしておく。
単にエクストルーダーに通し直すのが面倒だから。
2.ノズルのファンは邪魔なので外しておく。
3.C型クランプ(最近はプライヤー)をヒート・ブロックに取り付ける。
熱くなっているので直接手で持てないことと、力が入れにくいからという2つの理由による。
このあたりが雑だなあと思うところ。
ノズルを支えている構造物やX軸の駆動系に明らかに余計な負担が掛かりそうだからだ。
本当は、X軸の可動部分から外して行う方が良いに決まっている。
4.レンチでノズルを回して緩める。
5.一度緩めば、後はソケットレンチで回す方が楽なので、ソケットレンチ+ドライバーを使う。
100均ドライバーは初期の締め付けには耐えきれないので、4.のレンチも必要。
逆に言えば、「2ウェイドライバー」と称するこのドライバーでは外せない程度には強く締め付けてあるということ。
ノズルを取り付けるときは以上の手順の逆をたどる。
写真を撮りながら作業して、最初の1枚から最後の1枚までがちょうど4分だった。
まあ、雑さに目をつぶれば、その程度の短時間で交換できるということだ。
追記(2018/06/17)
あらためて確認だが、以上の手順の間中Heat Blockは熱したままにしておく。
特に、以前取り外したノズルを再び取り付ける際は、ノズルに付着しているフィラメントに注意が必要だ。
取り付け時、仮止めしたらしばらく待ち、ノズルが十分に熱せられてフィラメントが融けてから最終的に締め付ける。
融けてないうちに締め付けてもちゃんと締まっておらず、あとでフィラメントが漏れる原因になるようだ。