「やっぱBlenderでいいや。」に書いたスマホケース作成の実際を書く。
作ってみただけで実際にプリントアウトして使う気はないので、出てくる数字はそこそこ適当だ。
そもそも、発熱体をカバーで覆う趣味は無く、そもそも、スマホは数千円で買ったWi-Fi専用、SIM無しのお遊び用型落ちAndroid端末しか持ってない。
※59.57 x 124.83 x 7.6 mm の直方体を作る。
Objectモードにする。
Cubeを出す。

キー入力で拡大する。
SX29.875 + Enter
SY62.415 + Enter
SZ3.8 + Enter
サイズ変更を適用する。
Ctrl + A
Scale


なお、うちの初期設定では2 x 2 x 2 mmのCubeが出現するので
拡大率は上の数字になっている。
初期値が違う設定なら数字も変わる。
※角を半径12.1mmで丸める。
Editモードにする。
縦の4辺(7.6mm)を選択する
Ctrl + B
左のBevelの設定を以下のようにする。


※1.2mmの厚みを残してくりぬく。
側面と底面を選択する(Alt + RMB など)。
Ctrl + F
S
左下でThicknessの値を1.2mmにする。
上面を削除する。


※上部に押さえの出っ張りをつける。
内側の面にぐるりと辺を入れる。
Ctrl + R

Z座標を1.8mmにする。

下のように面を選択する。
Alt + RMB

Ctrl + F
S
Thicknessの値を-1.2mmとする。

※窓を開ける。
下のように、開けたい窓のサイズに応じた直方体を作る。

下のような設定でBooleanで抜く。

レンズ用の穴も抜き、適当に面取り(Ctrl + B)して完成。

ふと思ったんだが、BlenderでCADソフトっぽいことができるのは、ここの数値設定のおかげかもしれない。

間違いなく最も頻繁に、頂点を選択した後でここに数値を入力、というのを使う。
結論としては、あくまでも趣味が前提で言えば、すでにBlenderが使えてればCAD系のソフトをわざわざ覚える必要はない。
逆に、1から3Dプリンター用のデータ作成を始めるなら、Blenderは遠回りなだけだ。