最近マウスの左クリックが調子悪い。
ドラッグ&ドロップしようとしたときに目的の位置まで行く前に勝手にドロップしてしまう。
このマウス、調べてみたら、もう7年も使ってる勘定になる。
PC関連の機器の中では最古参だ。
新しいのを買っても良かったが、たまたま、機能に問題は無いのに手になじまないために放置されているマウスがあったので、これを分解してみた。
すると、このマウスに使われているスイッチが、調子の悪いマウスに使われているスイッチとの見た目は非常に似ていた。
どうせ使わないのだから、ばらしてしまって、スイッチだけを交換してみることにした。
これが、交換した2つ、そっくりだ。
まずはマウスの裏の滑りを良くするために貼ってあるシールをはがしてネジを見つけて外す。
都合このように3つのスイッチがあるが、本当に同じ機能なのか分からないので、不具合のある左ボタンだけを交換してみた。
やることは簡単だ、ハンダ吸い取り器でハンダを吸い取ってパーツを外し、交換して、スイッチの向きに注意してハンダ付けし直すだけ。
ハンダ付け部分の光沢が無いような場合は、ハンダの劣化が疑われるので、新しいハンダを補充して一緒に融かしてから一気に吸い取るときれいに除去できる。
それから新たにハンダ付けし直すのがベストと思う。
余談ながら、100均で買った210円のハンダ吸い取り器は、実はすぐにハンダが目詰まりする粗悪品だ。
ただ、それほど多用するわけでもないので、これまた100均で買った精密ドリルで、詰まったハンダを取り除きながら使えば問題なく使える。
以前はわざわざ分解して掃除していたが、最近は先端の白い部分だけを取り外して、中をドリルでゴリゴリして、詰まったハンダを取り除くのが手っ取り早いと分かった。
ちなみに、以前これ
を使ったことがあるが、ポンプ部分を押し込むと吸ったハンダが先からちゃんと排出される優れものだ。
100均でまだ買ってなかったら、迷わずこっちを買ってただろうに、2つは必要無いから、買うタイミングが悪かったと思う。
話がそれたが、手になじまないという理由でばらされてしまったマウスから取れたパーツがこちら。
レンズと本体とケーブルとコネクタは写っていない。
で、修理の結果はどうかというと、非常に良好だ。
ああ、長い間にこんなにボタンが鈍ってたんだなということがはっきりとわかる。
追記(2014/05/10)
右のスイッチに不満はなかったはずだが、左がほぼ新品になったので、右のスイッチの劣化具合も気になるようになった。
で、結局、右のスイッチも交換した。
新しい(新古)スイッチと古いスイッチのスイッチングの様子をオシロスコープ(LHT00SU1)で拾ってみた。
どう影響するのかは詳しく分からないが、違いは明らかだ。
もちろん、上が古いマウスから取ったスイッチ、下がほとんど使ってなかったマウスから取った3つのスイッチのうちの残りの1つ。
「マウスの左ボタンのスイッチを交換(2度目)」にその後の記事。
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