Rakuten UN-LIMITを使い始めてからWi-Fiがらみの設定をする機会が増えた。
今までは周りを飛んでるWi-Fiをあまり気にもしてなかったが、周りに存在する機器のSSIDも気づけば結構な数だ。
何が発している電波か想像がつくものばかりなのだが、その中にdihavSerialPort_###というのがあった。
これだけはいったい何なのかがまったくわからなかった。
WEBで検索をかけたらこんなところに当たった。
https://www.instructables.com/Serial-Port-Over-WiFi/
読んでみるとESP8266関連の記事だった。
ESP系のSSIDなんだと思ってスケッチのフォルダで検索してみたがdihavSerialPortという文字列はヒットしなかった。
スケッチを1つずつ当たるのも面倒なので、Orange PiのUbuntuのターミナルで以下のコマンドを実行し、
nmcli dev wifi
Wi-Fiの状態確認をしながらESP8266の載ったモジュールの電源を1つずつ順に落として確認した。
原始的だが確実。
ESP8266の載ったあるモジュールの電源を落としてしばらくすると一覧からdihavSerialPort_###が消えた。
再び電源を入れてしばらくするとdihavSerialPort_###が復活した。
これでSSIDがdihavSerialPort_###の物の特定ができたわけだ。
そして、あるスケッチ内で以下のような記述を見つけた。
依然として残る疑問点
さっき文字列がヒットしなかったのはなぜ?
そもそも書き込んであるスケッチがどれかわからない。
リストに挙がるSSIDが実際のモジュールの数より少ないのはなぜ?
いずれにしても、
近所に同じようなことをやってる人がいるとは思えない。
うちの環境では自宅のフロアー内でさえ「圏外」になる。
なので、よそ様の電波をとらえているとは思えない。
以上のことから、所有者が全部私なのは確かだ。
追記
見つけたスケッチのSSIDを設定していると思われる部分でSSIDを「ESP8266WeMos_###」と書き換えた。
これを書き込んでみると、以下のようにWi-Fi設定のリストに登場した。
そもそも件のスケッチが何をするスケッチなのかわかっていないが、斜めに読んだ限りではこのSSIDをEEPROMに書き込んでいるようだ。
このあと、まったく別のスケッチでSSIDに関連するようなコードのないものを書き込んで起動してみた。
すると、さっき書き込まれたSSIDがそのままリストに挙がった。
つまり、明示的に書き換えない限りSSIDは維持される。
以前一度件のスケッチを実行した経歴のあるモジュールを別の用途に用いた。
すでに以前の操作を忘れていたので、まるで未知のSSIDのような気になって今回の騒動が起きたという次第だろう。
これで一件落着だ。