Sahara's WebLog

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DesignSpark PCB で既存のパーツを編集して別のパーツを作る(1)

DesignSpark PCB関連の記事一覧はこちらから。
DesignSpark PCB を使い始めて2日目だ。

新しいアプリケーションはだいたい取っ掛かりでつまづくものだが、DesignSpark PCB の場合は以下のチュートリアルを我慢して最後までやってみれば、基本的な使い方は必ずマスターできる。
DesignSpark PCB: クイックスタートガイド1 [基本操作編]
DesignSpark PCB: クイックスタートガイド2 [回路図作成編]
DesignSpark PCB: クイックスタートガイド3 [基板設計編]

使いたいパーツがライブラリに無いことには話しにならない。
とは言っても、デジタル回路で使うパーツなんて形状自体は決まったものしか無いので、別パーツを編集できれば良いはずだ。
実は、まずEAGLE Layout Editorを試してみて、同じことをやってみようとしたのだが、1日やって見当もつかなかったので、さっさとあきらめてDesignSpark PCBをお試し中なのだ。

こちらは、何となく出来そうな感触があるので、継続してやっている。
EAGLE Layout Editor でだって出来るはずだが、「私には」出来なかった、というか我慢できなかった。

DesignSpark PCB を起動して、Library Managerを開く。
designspark_pcb_start_01_01
[New Lib…]をクリックして、自分用のライブラリ・ファイルを用意する。
designspark_pcb_start_01_02
ちなみに、3種類のファイルが関係するようなので、Schematic Symbols と PCB Symbols と Components とでそれぞれ拡張子の異なる同じ名前のファイルを作った。
designspark_pcb_start_01_03

YMZ294 を作ってみる。
私が探した限りではライブラリには含まれていないと思う。
PDIPの18ピンなので、PIC16F88を使うことにする。
たまたま、ピン数を覚えていたのがこれだったというだけの理由だ。
つまり、パッケージが同じならどのICでも良いんじゃないかと勝手に思っているだけ。
まずは Schematic Symbolsタブでの操作。
microchippic.ssl を開いて、
designspark_pcb_start_01_04
PIC16F88-X_P を選んでおいてから [Copy To…]をクリックする。
designspark_pcb_start_01_05
下のような窓が開くので、先ほど作った自前のファイルを指定して、名前も YMZ294 にして[OK]をクリックする。
designspark_pcb_start_01_06
続いて PCB Symbolsタブでも同様に行おうとするが、こちらには microchip のマの字も無く、無論、PIC16F88 も存在しない。
PCB Symbol と言うからには、PCB上での情報が含まれているはずで、18ピンDIPの300mil程度の情報なら他のICと共有されるはずだから、microchip とか PIC16F88 とか書いてなくても不思議は無い。
そこで、1つ飛ばして Componentsタブを見てみると、ここには PIC16F88 が存在して、右の欄に
PCB Symbol: PDIP18_300MC *
と書かれている。
designspark_pcb_start_01_07
たぶん、これがPCB Symbolタブで探すべきものなんだろう。
とりあえず、このComponentsタブでも上のSchematic Symbolsタブでの操作と同じ手順で自分のライブラリに保存しておく。
つまり、PIC16F88-X_P を選んでおいてから [Copy To…]をクリックして自前のファイルを指定して、名前を YMZ294 にして[OK]をクリックする。
designspark_pcb_start_01_08
PCB Symbolタブに戻る。
共有するはずなので、自分のライブラリに持ってこなくてもいいようにも思うが、一応同じ様にやろうと思う。
今度はどのファイルに含まれているか分からないので、[All Libraries]にして探した。
同様に[Copy To…]だが、
designspark_pcb_start_01_09
ここでは、名前は変更しないで[OK]をクリックした。
designspark_pcb_start_01_10
試しに読み込んでみたが、名前こそ YMZ294 だが、その他は PIC16F88 のままだ、当たり前だが。
ちなみに、元の PIC16F88 ももちろん読み込める。
designspark_pcb_start_01_11
コピーしたパーツの編集は次回「DesignSpark PCB で既存のパーツを編集して別のパーツを作る(2)」で。

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