塗装が剥げて中のプラスチックの生地が出てきているほどの古いリモコンだ。
もっとすごいのは、買ってから一度も乾電池を交換していないのにまだ動くこと。
そのリモコンがうんともすんとも言わなくなった。
電池を換えてみたが駄目だった。
分解してしげしげと眺めていたら、妙にグラグラするパーツがあり、その足が折れているのを発見した。
セラミック発振子だった。
こういうのってどうやって直すのかなあ。
幸いなことに基板よりも浮いた感じで挿し込んであった。
まあ、このせいで長年の間にパーツが揺れて足が折れたわけだが。
いずれにしても、パーツを基板に密着させれば基板の裏に足が頭を出して、ハンダがのるだろうと思われた。
一度外してハンダ付けし直したらちゃんと動くようになった。
ついでに、長年入り込んだ汚れ、特にボタンまわりの得体のしれないものをIPAできれいに拭った。
扇風機には全く必要ないのが残念なくらいの高速連射が可能になった。
追記(2022/06/29)
全く同じところが原因で動かなくなった。
やはり上のようなやり方ではちゃんとハンダ付けされてなかったようだ。
前回と同様に外れてグラグラしていた。
足を継ぎ足してちゃんと直せよと思いながら、その何でもない足の調達が逆に面倒で、前回と同じようにハンダのノリに期待して直したことにした。
問題なく動作している。
これを書きながら、通称QIコネクタのオスピンを圧着すればよかったと気づいた。
ピンは目の前の部品箱に入っている。
また壊れて、そのとき覚えてたらそうしよう。