先の見通しが分からずにあれこれ無計画に買いあさった結果、全然使ってないパーツやらPICやらが手元にたくさんあるわけだが、もし初心に返って一から始めるとしたら、とりあえず最低何をそろえたらいいのかを絞りに絞って考えてみる。
ソフト
MPLAB X IDE v5.25 無料
MPLAB XC8 Compiler v2.10 無料
(追記)そこそこ更新されるので、リンク切れの場合はこのリンクから飛んだ先のページで下の方にある[Downloads]を探すと最新版が見つかるはず。
インストール方法
「MPLAB X IDE と MPLAB XC8 Compiler をインストールする」
「MPLAB X IDE 5.25 をインストールする。」
ハード
PIC16F1827 150円(※1)
PICkit 3 5800円※()
ブレッドボード 270円
ブレッドボード・ジャンパーコード 180円
電源はPICkit 3※()からの供給が可能なので最初は無くてもよい。
(※1)入門用の定番はPIC16F84Aだが、高機能で安くてピン配置の等しいこちらをお勧めする。
ネタ探しとそれに応じたパーツの入手
PIC16F84A, PIC16F88, PIC16F1827(作例が多くピンの配置が同じものの例)のいずれかとXC8とを検索ワードにして検索をかけ、自分のやってみたい例を探し(※2)、それに応じたパーツを追加で購入する。
あまり少しずつの購入だと送料の方が高くつくので、ある程度複数の候補を探してパーツだけはまとめ買いした方がいい(※3)。
あとは、どんどんまねて、ちょっと変えるを繰り返す。
はじめはLEDチカチカかなと思うので、高輝度5mm赤色LEDと電流制限用に300Ω カーボン抵抗というところかなあとは思う。
ここまでの合計5870円(秋月電子での購入を想定した送料500円を含む、税込み)
(※2) 下の方にLEDチカチカの例を置いたのでよろしければ。
(※3) ここで登場する全パーツのリストがこの記事の下の方にある。
目立つのはPICkit 3※の費用に占める割合の高さで、それが一番のネックかもしれないが、逆にこの金額でずっと楽しめる。
何せ本家のプログラマだから、当然入手できるすべてのPICに対応している。
そうなればPICkit 3※はもうずーっと使い続けるから結局は安上がりという気もする。
もし、そう思えなかったら、さっさとやめて、PICkit 3※はヤフオクへ、その他のパーツは近所の小学生にでもくれてやって、もっと自分に合う何かを探す。
あるいは「PICkit3に良く似た、ほとんど同じ機能を持った何か。」()を購入するという手もある。
つたない作例をいくつか
長くなったので作例だけ以下のリンク先にまとめた。
「もし、これからPICを始めるなら、まず何をそろえる?(作例 PIC16F1827 XC8)」
既存のプロジェクトを開いてPICにプログラムする
「MPLAB X IDE のプロジェクトを開き、コンパイルしてPICに書き込む」
あるいは
新規プロジェクトを作ってプログラムのファイルを取り込む
「MPLAB X IDE 新規プロジェクトを作ってプログラムのファイルを取り込む」
※PICkit3について
正規品のPICkit3の値段がさらに高くなって、ちょっとPICで遊んでみるだけというのには、出費として痛い感じだ。
自己責任で、eBayやAliexpressあたりのクローン品()を使うという手もあるので、話だけ紹介してくことにした。
「PICkit3に良く似た、ほとんど同じ機能を持った何か。」
「『 PICkit3に良く似た、ほとんど同じ機能を持った何か。』が若干不調?」
以下、更新履歴
(追記)2014/05/15
リンク切れ修正
(追記)2014/06/29
PIC16F1827の価格変更
円安、消費税増税の余波ですかね。
在庫の切れたものから、再入荷時に価格上乗せって感じでしょう。
MPLAB X IDEとMPLAB XC8 Compilerのバージョン変更を修正
(追記)2014/07/29
ずっと前に買って放置してあった秋月の圧電スピーカーを5kHzで鳴らすサンプルを追加。
1秒間隔より5kHzの方がプログラムはすっきり。
(追記)2014/09/02
FT232RL USBシリアル変換モジュールを使った例のリンクを追加。
(追記)2015/02/22
CdSを使った例のリンクを追加。
開発環境のバージョン番号変更。
パーツの価格変更。
(追記)2015/05/14
ステッピング・モーターの作例を追加
作例の部分だけを別記事(「もし、これからPICを始めるなら、まず何をそろえる?(作例)」)にした。
(追記)2016/09/10
バージョン番号を更新。
不要になった部分を削除。
PICkit3のクローン()について記述。
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