AD変換の基準電圧を作るのに使うようなICなので、最終的な私の使い道が正しいのかどうかは分からないが、先まで見通せるようなスキルは無いので、まずは目先の目標から崩して行かないと進まない。
ということで、TL431のデータシートから拝借してちょっと変更を加えた図がこれ。
Cathode、Anode、Refの文字を加えたりInput直後のRの位置を縦にしたりした程度だが、回路を組むときに使いやすくすくなったと自分では思う。
で、右下の計算式からVkaが決まるわけで、Vref = 2.495、Vka = 9 という条件を満たすR1とR2を手持ちの抵抗の中から探すわけだ。
Iref × R1 は無視で、R1 = 820Ω、R2 = 300Ω が一番近いだろうということになった。
計算上は、9.31Vになる。
ところで、Rはどうすりゃいいんだ。
回路図から素人考えするに、Rのところでは12 – 9.31 = 2.69V の電圧降下が生じればいいんだろうけど、電流が分からなきゃ抵抗は決まらない。
データシートの推奨動作条件には1~100mAと書いてあるが、範囲が広すぎる。
もう少し見ていくと電気的特性のテスト条件で10mAってのが出てたので、
これで計算することにした。
手持ちだと R = 300Ω となる。
以上をブレッドボードに組んで電圧を実測してみると、9.25V となった。
ちょっと高めだが、まあ、そこそこの値に出来ることはわかったので、あとは少し抵抗の値を変えたりしてみてなるべく9Vに近づければいいだろう。
追記
9.02V になった。
10Ωの抵抗を1本直列にして310Ωにしただけだけど。
なんで10Ωの抵抗なんて持ってんだか。
今までに使った記憶は全く無いが、助かる。