「1602 16×2 HD44780 Character LCD with I2C Serial Interface Adapter Module」で、LCD本体とI2C to Serial の変換基板をピンヘッダでハンダ付けしたが、これをばらした。
PCF8574TというRemote 8-bit I/O expander for I2C-busの載った基板と、ごく普通のHD44780互換16×2キャラクタLCDをつないで、I2C対応LCDにするというキットだ。
I2C対応が気に入って買ったんだが、ほとんど使わないで放置状態だった。
理由は、裏に変換基板がくっついているというスマートさに欠ける形態にある。
何だかすっきりしなくて、回路に組み込むのに躊躇する。
実際のところ「PIC16F88 + DHT11 のプリント基板を作成して PIC16F1827に載せ変えた。」でも「PIC16F88でコンデンサの容量を比べる(プリント基板作成)」でも、LCDの表示を使っているのに、こちらにはお呼びが掛からずに、普通のHD44780互換16×2キャラクタLCDを組み込む仕様で作ってしまった。
ならば、変換基板を外せばもともとはHD44780互換16×2キャラクタLCDなのだから、せめて変換基板部分を取り外して使えるようにしておこうということだ。
まずはがっちりハンダ付けしてしまったピンヘッダを外してしまう。
16ピンもハンダ付けしてあると一度に外すことはほぼ不可能なので、最も手っ取り早く、かつ、基板へのダメージを最小限にする方法は、ピンヘッダを切断することだ。
何だか荒っぽく見えるが、結果から言うと、基板やランドへのダメージはルーペで見た程度では全く確認できない。
使ったのはこれ。
金属の切断は想定していない製品だとは思うが、意外に良く切れた。
こうして完全に切り離せば、1ピンずつ取り除くことが出来るので、基板もランドもきれいな状態だし動作にも全く問題は出ていない。
とりあえず、どちらにも使えるようにピンヘッダをハンダ付けしておいた。
今やってるRTC時計の回路に便乗してみたところ。
上に写っているのが秋月で買ったヤツ。
つまり、全く同じように使える。
ちなみにピンアサインは以下のとおり。
– 1. VSS: Ground
– 2. VDD: DC 5V power supply
– 3. VL: LCD contrast adjustment
– 4. RS: Instruction / data register selection; RS = 0 : Instruction register; RS = 1 : Data register
– 5. R/W: Read / write selection
– 6. E: Enable signal; Active when high-level turns to low-level
– 7~14. Data input / output lines; 8-bit: D0~D7
– 15. Blacklight voltage: Positive
– 16. Blacklight voltage: Negative