「Orange Pi Zero + WEB Cam を鉛蓄電池で稼働してみる。」で過放電してしまったWP4-6のその後を書く。
直後は3Vを切っていた。
ちなみに、0.65C流した時でさえ1セル当たりの放電終止電圧は1.6Vと言われている。
このバッテリーは3セルなので、4.8Vが限界だ。
当然、今回のように0.1C程度の電流なら放電終止電圧は1.8V程度で5.4Vが限界だ。
なのに使用時に3Vを切っていたのだからひどい。
さて、それでも外してしばらく放置したら4.75V程度になった。
この段階で鉛蓄電池用の充電器では、充電ランプがすぐに消えてしまって充電できない。
原因は良く分からない。
使っているACアダプタの過電流保護機能がはたらいて電源が切れるのではないかと思うが、そう思う根拠はない。
仕方ないので、ニッケル水素電池用の充電器を使い、6V200mA程度でゆるゆる電流を流してみて様子を見ることにする。
そのこと自体に何の理論的な後ろ盾は無い。
ただ思い付きでやってみるだけ。
そうは言っても、鉛蓄電池用のは抵抗を取り換えないと電流を変更できないが、ニッケル水素用のはジャンパピンで電流を変えられるように作ってあるからというのが、念頭にはある。
是非はともかく、3時間後には5.9Vまで回復した。
それからさらに2時間後には6Vまで回復したので、
あらためて鉛蓄電池用の充電器につないでみた。
上にも書いたように、当初はつないでも充電ランプがすぐ消えてしまったが、今度はちゃんと充電しているようだ。
充電器のトランジスタにつけたヒートシンクがなかなか熱くなっていたので、気になって電流を計ってみた。
430mAだった。
WP4-6は0.3CA以下で充電しろとなっていて、これは0.3 × 4A = 1.2A ということなので問題無いだろう。
今まで幾度もこの充電器で充電していたが、ヒートシンクの温度を気にしたことが無く、ケースの上蓋を外しただけで使っていた。
だが、この熱さでは外に出した方が良さそうだ。
追記
さっき見たら、どうやら充電が完了したようだ(赤丸、右が電源ランプ、左が充電ランプ)。
外して電圧を測ってみたら6.6Vになっていた。
1セルが2.23Vの設定のようなので、6.69Vが既定の電圧ということになる。
とりあえず、表向きは復活したと言えるだろう。