一番期待していたNetwork Renderingだが、今のところおおむね満足だ。
レンダリングをQueueモードで実行すると、出力先の指定の後、とりあえず、Queue Managerというのがバックグラウンドで働いてくれて、POSER本体をユーザーに開放してくれるのがいい。
これは、レンダリングを分担する他のPCがネットワーク上に存在しなくても、ローカルでバックグラウンドっぽく作業してくれるから、POSER Proでレンダリングのキューをどんどん出して、予約リストに入れておくことが出来る。つまり、キューをいっぱい出しておいて寝ちゃうということが出来る。
また、分担するPCがネットワーク上にあって、Queue Managerを起動してあれば、仕事のキューをそちらへも送ってくれて、分担作業を行う。ま、こちらが本来の使い方だが、キューを溜め込めるのは最高に都合がいい。
で、肝心の分担の時間効果だが、P35単独で44分、P5B単独で48分かかるジョブを2台で分担して行うと、26分で終了した。
仮に手作業で別々に半分ずつ行うとすると、単純計算で23分程度かかることになるので、同じものを2台のPC上で手作業で管理し、それぞれを開いて、それぞれレンダリングという手間を考えると、Nework Renderingは非常にスマートに分担してくれるということだし、データの管理上もすっきりする。
ここで、1つ問題というか手間なのは、Animationのレンダリングがそのままでは分担出来ないことだ。1フレームにつき1枚の画像が、総フレーム数分ばらばらに指定したフォルダに連番で作成される。
今のところこれらを合わせて動画ファイルにする作業は手動で行っている。