はんだ吸い取り器のことを2つの記事に書いた。
「はんだ吸い取り器の掃除」
「ロジアナのコネクタ部分の交換」
上の記事はダイソーで買った200円のヤツの掃除の話だ。
吸い取ったハンダを先へ押し出すための棒を、一番出した状態で写真を撮るとこうなっている。
問題は金属の棒と白いパーツとの間の遊びが広すぎること。
ハンダが押し出されずに白いパーツの内側にこびりついてたまっていく。
最終的に、金属棒を押し込んだ際に、詰まったハンダを棒が押し、ハンダが出ずに白いパーツそのものが取れる。
こうなると、白いパーツの先端側から何かで押さないと、ここに詰まったハンダは除けない。
数回使うとこうなって、そのたびに白いパーツが取れて、中のハンダを押し出す必要がある。
白いパーツの内径と材質によるのだと思う。
要するに使えないヤツだ。
2番目の記事は、その後買ったgootの吸い取り器(GS-108)の話だ。
昔これと同じものを使っていたときは非常に使いやすかったのに、最近買ったやつは残ったハンダのカスが2度目の時に基板に張り付く。
基板の上のハンダを吸い取ったあと、1つ前に吸い取って白い部分に残ってたヤツを基板上に置いていく。
つまり、この絵はウソだ。
返品しようかと思った時に、先端にシリコンのチューブを付けると使いやすいというのを見た。
やってみたらその通りだったので、返品せずに使っている。
シリコンのチューブは消耗品なので時々交換する。
ついでに白い部分も掃除して、取り付けるときに、本来の位置よりも引っ込んだ状態にしてしまった。
本来白い部分は上の写真の状態よりももっと出ていて、下の写真のようにゴムパッキンを取り付けるミゾが見えている状態が正常だ。
だが、正常な状態だと、ハンダのカスを押し出すはずの金属棒が、一番押し込んでも先端から出ない。
ゴムのパッキンを取り付けるミゾが無い状態なら、金属棒が先端から出る。
つまり、中途半端な取り付け状態にしておくと、ハンダがきれいに排出されて、まったく詰まらず、昔使っていた時のように使いやすくなる。