POSERで言うところのMorphをBlenderでも出来たのでその覚書き。
BlenderではShape Keysと言うそうな。
そりゃあ、驚くほど高機能なBlenderのことだから、機能としてはきっと備えているだろうなあとは思っていても、今までやってみたことは無かった。
以下に簡単な例で手順を書く。
2つの同じCubeを用意して、一方を変形しておく。
同じメッシュ構造の形の違うメッシュを用意した事になる。
POSERでは左のCubeをMorph Targetとして書き出しておいて、それを右のにMorphとして読み込むと、パラメータの変化で段階的に形を変えることが出来るようになる。
いわゆるモーフだ。
表情を変えたり、オッパイを大きくしたりできるのは、みんなこのモーフが組み込んであるおかげ。
左のCubeの上でマウスの右ボタンをクリックして選択、そのまま右のCubeの上ではShiftキーを押しながらマウスの右ボタンをクリックする。
そのままの状態で以下のようにして、Shape KeysのJoin as Shapesをクリックする。
すると、Shape Keysの窓の中にBasisとCubeが作成され、下のようにEvaluation Timeを変更することでCubeの形が変形されるPOSERで言うところのモーフを組み込むことが出来る。
フレームとEvaluation Timeの値を設定してから右クリックでKeyframeを入れることが出来る。
さらにフレームを進めて、Evaluation Timeの値も変えてからKeyframeを追加して、以下のようにアニメーションの設定をすることが出来る。
上の例では単純なメッシュで試したが、もっと複雑なメッシュでも同様の手順でモーフを仕込むことが出来るわけで、活用範囲が無限に広がることになる。
Fluidシミュレーションの際に、入れ物をShape Keysで変形させてみた例。
マテリアル未設定
Milkのマテリアルを設定
下は、マテリアルがないと気持ち悪いだけで何だか分からないが、V4の表情をエクスポートしてBlenderに読み込んで作ったアニメーション。
つまり、POSER上のフィギュア用のモーフをBlenderに持ち込むことが出来る。