やってみようという酔狂な人もいないだろうけど、商用電源につながる機器の改造なので自己責任でどうぞ。
最近テレワークでほとんど家を空けなくなったので、常時PCに張り付いているという前提で改造してみる。
要するに、何かあってもその場ですぐ対処可能かな、という考え。
CyberPower CP375 JPを分解して中身を全部取り出す。
ケース底のネジを外すのだが、バッテリーのカバーを外すのにトルクスの#10が必要となる。
当然ながら真っ先にバッテリーを外す。
外したバッテリーの端子にはテープでも貼って絶対ショートさせないように注意する。
他は普通のプラスのネジで留めてある。
中は、下の写真で矢印で示した2つのプレートがネジ留めされているだけで、他ははめ込んであるだけだ。
AC出力用のコネタ部分はケースの細工が面倒なので全部外して市販のタップに置き換えた。
後で考えたら、供給ワット数の関係からどうせ1台しかつながないからタップは必要なかった。
気が向いたらそのうち付け直す。
サージ保護の回路は一度もつないだことないので取り外した。
中身はこうなった。
外した部分はこれ(2台分)。
ケースに収める都合から、12Vの鉛蓄電池へつながる線を基板の裏から出す必要があった。
一度外して表にハンダ付けし直した。
改造前はこう。
外して
スルーホールをきれいにして
反対側から差し込んでハンダ付けする。
下の写真は+-両方済ませたところ。
ハンダこては付き合いの長い25WのHAKKO Dash N454を使ったが、正直、GND側はこのワット数では熱量が足りなくて大変だ。
45Wってのも持ってるが押し入れの奥なので無理やり25Wでやった。
時間がかかりすぎてかえってパーツに良くなかったなあと思う。
バッテリーはCPS3.6-12(12V2.9AH)というのが入っていたが、LONG WP5-12につないでいる。
そのための改造ということだ。
あとは3Dプリンター案件なのだが、
「ケース作りに3DプリンターとダイソーのPP厚板シートを組み合わせてみた。」
にすでに記事にしてある。
電源遮断テストもクリアし、10日以上経ったが今のところ問題は無い。
追記(2021/02/09)
何も問題なく使用し続けている。
コンセントを差し直す必要があって、ついでだから5分ほど抜いたままにしてテストみた。
まったく問題なくバックアップされた。